かぼちゃのトレイル日和

トレイルランを中心に 走ること 読むことについて綴っていくブログ

トレイルラン登りの練習の時の決め事 紫陽花と久々のトレイルラン 

どうも かぼちゃです。

 

今日から6月。

この記事が80記事目ということの様です。

 

道端に綺麗な紫陽花が咲いていました。
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雨は嫌だけど 季節を感じる花。

綺麗です。

徐々に体力を戻していく。

胃腸トラブルからの休足で一カ月走れない生活が続いていましたが徐々にジョグや短い距離のランで体力を戻していってます。

先日はインターバルで少し刺激を入れてみました。

胃腸の不具合が予想以上に長引きましたが 幸いロードのランニングでは思ってたより早く一カ月前の走っていた感覚に戻せそうな予感がします。

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一カ月ぶりのトレラン

それでも気になるのはトレランの方です。

先日のブログにも書いた通り 一カ月の完全休足で体重は減少。

筋肉量も低下しているのは感じているのですがそれがトレランではどれほど影響が出ているのか?とても不安でした。

そんな状況で一人いきなりガッツリ距離や標高と取るのは不安があったのでいつも走っている裏山トレイルで様子を見ることにしました。

 

かぼちゃが普段一人で走っているトレイルは近所の裏山。


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周回コースで20㎞程で総獲得標高1000mとれるトレイルのコースなのですが とにかくいろいろ融通か効くお気に入りのコースです。

一つの山頂まで片道で5㎞ 往復10㎞標高500mのショートコースにもアレンジ出来て 特に登りのパート練習をしたい時などはこのショートコースを何回か走る。なんてことをしたりします。

今回はその往復10㎞のトレイルを走りました。

ざっくり登り5㎞下り5㎞ですね。

 

登りの練習の時に決めていること

 

このショートコースの登りのパート走る時に かぼちゃはいつも2つの決め事をします。

それは山頂に着くまで歩いたり 止まったりしない。

タイムは山頂地点で40分以内に収める。

の2点です。

ゴールとなる山頂までは決して走り易いというわけではなく 途中傾斜が強くなるところや岩がゴロゴロとしているところがあったり それなりに辛い登りではあるんですが 

頑張れば山頂まで走りで押していける登り。となっています。

ペース配分を見誤れば途端に苦しくなり山頂を前にして思わず歩いてしまったり止まってしまう。かといってダラダラ止まったり歩いたりすると練習にならない。

頑張れば走り切れる。

この「頑張れば」を明確にする為に以上のような二つの決め事をしています。

 

とは言え今回は回復後の調整なのであまり決め事せずに走りました。

いざスタート。

やはりロードとは違い 登りのトレイルでは終始身体の重さを感じました。

それでもまったく身体が動かないというわけでもなくうまくペースをコントロールしながら山頂まで走り切ることができました。

タイムは40分38秒。

38秒なんとか出来なかったか?と最初は自問しましたが これが現状なのだと納得しました。

 

下りの5㎞は今回はゆっくり呼吸を整える様にして下山しました。

いつもは下りもしっかり追い込んで走るのですが やはり久々のトレラン。

登りでしっかり足に疲労が来てたので用心しました。

 

それでもやっぱりトレイルを走るのは気持ちがいい。

しっかりストレッチしてケアします。


 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

トレイルランナーオススメ トレラン関連本5選

どうも かぼちゃです。

読むトレイルラン。

 今年に入って読んだオススメトレイルラン関連本を紹介します。


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①山岳王 望月将悟

著者 松田珠子

kabocha-8.hatenablog.com

トランスジャパンアルプスレース4連覇 トルデジアン Around Shizuoka Zero。

何日にも渡る過酷な山岳レースにおいて 国内で圧倒的な強さを誇る”山岳王”望月将悟。そんな山岳王の強さの秘密は何のか?知られざる望月選手の半生から紐解く。

②極限力 BeyondSelf

著者 山本晃市

kabocha-8.hatenablog.com

対自身 対人 そして対自然という要素を含んでいるアウトドア・ランニングの世界で活躍するトップアスリート16名。

彼らが限界を超えた先に見出す極限の力。

その秘められた極限力を纏う術の一端を16名のアスリートの実体験から解き明かしていく。

③走ること、生きること 幸福でバランスのとれたランナーになるために

著者 エミリーフォースバーグ

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 走ること それは彼女にとっては幼馴染の友人の様なもの。

困難に向き合う時 彼女はシンプルな日常に戻る。

シンプルなもの 日常的なもの 非日常的なもの

三つのバランスが彼女が心がけている大切なこと。

➃それでも僕は歩き続ける

著者 田中陽希

kabocha-8.hatenablog.com

グレートトラバース。

前人未踏の挑戦を続けるアドベンチャーレーサー田中陽希。

コロナ禍の影響で停滞せざるを得ない今 今一度自身のこれまでの挑戦を振り返る。

テレビでは語られない知られざる田中陽希の心の中。

挑戦すること やり遂げることの大切さが詰まった一冊。 

⑤地球のはしからはしまで走って考えたこと

著者 北田雄夫

kabocha-8.hatenablog.com

「今自分は自分は燃えているか?」

全力で夢中になれる何かを求め 脱サラし 国内唯一のプロアドベンチャーランナーになることを決意した北田雄夫。

その挑戦は想像通り いや想像以上に超過酷。

灼熱砂漠 ジャングル 極寒の雪原。

旅はトラブルの連続。サポートなし 賞金なし すべて自己責任。

それでもやり抜くと決めた。

北田雄夫の挑戦から目が離せない。

 

梅雨真っ盛り。来る日も来る日も雨で走るモチベーションも下がる一方。

時にはゆっくり自宅で読書もいかがですか?

 

昨年読んだ トレラン本10冊もオススメです。

kabocha-8.hatenablog.com

 

 

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

【読むトレイルラン】アドベンチャーランナー北田雄夫の挑戦がスゴイ 地球のはしからはしまで走って考えたこと

どうも かぼちゃです。

【読むトレイルラン】アドベンチャーランナー北田雄夫の挑戦がスゴイ

先日のブログの通り 胃腸のトラブルがしんどくて仕事以外は家で過ごすことが多くて走りにも行けず悶々とした日々を過ごしていました。

そんな中で読んだ何冊かの本のうちの一冊を紹 介。

アドベンチャーランナー北田雄夫選手

地球のはしからはしまで走って考えたこと

です。

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地球のはしからはしまで走って考えたこと [ 北田 雄夫 ]
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本書はこんな方にオススメ

何かにチャレンジしている人

これからチャレンジしたいと思っている人

チャレンジしたいけど踏み出せない人

著者

北田雄夫

プロアドベンチャーランナー

1984年大阪府堺市出身。

中学から陸上部に入り近畿大学3年時に4×400mリレーで日本選手権3位。

就職後は一度 陸上から離れるも「自分の可能性に挑戦したい」と再び競技を始める。

2014年30歳からアドベンチャーマラソンに参戦。

2017年日本人初となる「7大大陸アドベンチャーマラソン走破」を達成。

現在は「世界4大極地最高峰レース走破」にチャレンジ中。

takaokitada.net

アドベンチャーマラソンとは?

舞台は地球のすべて。

砂漠 山岳 極寒の氷雪 ジャングルなど厳しい大自然を舞台に道なき道を進む サポートなし 賞金なし 全て自己責任の長距離ランニング競技。

距離200㎞以上 数日間にわたるステージレース制が主で各ステージの総合タイムで順位を競う。

完走する体力 過酷な環境への適応能力 数日間を走り続ける精神力など様々な能力は必要とされる過酷な競技。

内容

何かに熱中したい。もっと生きてる実感が欲しい。

サラリーマン北田雄夫はかつて熱中した陸上競技の様な「夢中になれる何か」を日々の会社生活に見出せないでいた。

「今自分は燃えているか?」

そんな時に出会った世界の極地を駆けるアドベンチャーマラソンという競技。

「この競技に自分は人生を懸ける。」

そう決めた北田は勤めていた会社を退職。

日本唯一のプロアドベンチャーランナーとして世界の極地マラソンの世界に身を投じていく。

その過酷さ故に競技人口も少なく知名度もほとんどない。

そんな超過酷で超マイナー競技でプロとして生きていくことを決めた著者の奮闘を記した自叙伝。

 本書で記されているレース

五島長崎国際トライアスロン大会

ゴビマーチ 中国 距離250㎞

ザ・トラック オーストラリア 距離521㎞

ザ・ラストデザート 南極 距離176.1㎞

ウルトラアフリカレース モザンビーク 距離220㎞

トランスピレネー フランス 距離866㎞(中止による自主レース)

ラ・ワンサウザンド モーリタニア サハラ砂漠 距離1000㎞

現在進行形のチャレンジャー

著者北田選手のことを知ったのは本書でも触れられている情熱大陸の放送でした。

7大大陸アドベンチャーマラソン走破とただならぬ肩書きとは裏腹に本人は穏やかで親しみ易そうな青年という印象だったのを覚えてます。

そんな北田選手の軌跡。

極寒の南極やサハラ砂漠1000㎞など各レースの内容の過酷さやトラブルは当然ながら レース前後の旅の道中もトラブルの連続。

飛行機遅延でスタートに間に合わなかったり ロストバゲージだったり 突然のレースの開催中止だったり 帰国後の感染症 等々 これでもかと様々なトラブルに見舞われます。

時に数10万円単位の資金が水の泡と消えたりとした時 貯金を切り崩したりアルバイトやクラウドファンディングでレース参加費を調達したりと資金面で苦労しているプロアスリートの落胆と失意の姿が生々しい。少しずつリスクマネジメントの術を身に着けていき逞しく成長していくような姿が垣間見えます。

プロとして自身のマネジメントに試行錯誤の姿が何とも応援したくなる。

現在は国内で様々な山域で超長距離のチャレンジをしたり先日はアラスカ560㎞の極寒レースを走破したりと国内外で実績を残しつつアドベンチャークラブという会員制コミュニティを立ち上げ応援してくれる人々と交流したり アドベンチャーランナーという自身の能力を最大限活かしたユニークな活動をしている様です。

takaokitada.official.ec

そんなこれからの活躍に注目の日本唯一のプロアドベンチャーランナー北田雄夫選手の

「地球のはしからはしまで走って考えたこと」。

オススメの一冊なのでぜひ読んでみて下さい。

 ここまで読んで頂いてありがとうございます。

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初めての胃カメラと約1ヶ月ぶりのラン

どうも かぼちゃです。

先日書いた胃腸トラブルのお話の続き。

kabocha-8.hatenablog.com

 

その後内服は新たに二週間分処方されたものの 胃腸の具合は回復に向かっているようで食欲も戻ってきており 減り続けてた体重も落ち止まりました。

 

初めての胃カメラ

そして先日初めて胃カメラなるものを撮りました。

口から胃の中にカメラが着いた管を入れ胃の中の様子を直接見る。

なんだか聞いてるだけで おぇってなりそうなのですが あまりにも胃腸の不快感が続く為 してもらうことにしました。

「麻酔で眠っている間に終わりますよ。」と看護士さんに言われましたが これがとんでもない。

というのは

眠ったのも気付かない内に終わってました。

感覚的に

「終わりますよ…」→「終わりましたよ」

えっ?終わったの?もう見たの?今寝てた?どうなってる?

みたいな感じ。

どうやら 麻酔を打たれて直ぐに眠りに落ちてその内に胃カメラも終わってたみたい。

とても不思議な体験でした。

結果は胃の不快感は胆汁が胃の中に逆流していたのが原因とのこと。ストレスと疲労かなぁ?ということでした。

ポリープ等は特に心配ないけど胃が痩せてるので一応 胃の一部を採取してピロリ菌等の研さんをするとのこと。

少し気になりますが とりあえずは心配ないとのこと。

良かったと一安心。

胃カメラ費用

胃カメラ自体は保険が聞いて費用は4000円程でした。胃の一部を採取したりなどもあって合計は8000円程。

案外安く済んだなという印象です。

これで安心を得ることが出来たのなら安いものだなぁと思いました。

 

約1ヶ月ぶりにランニング再開

それよりもこれでまた走り出せるのがただただ嬉しい。

またロードにトレイルに走り込んで行こう!

とはいえ 先月末に胃腸を壊して今の今まで完全休足の期間が20日以上 約1ヶ月になろうとしている。

果たしてどれほど筋力や体力は落ちてるんだろうか?

ドキドキしながらランニングシューズに足を通しました。

恐る恐る普段走っているコースをランニングスタート。

 

走りはじめはやはり身体が重たい。

なかなかペースは上がらない。

体重は約1ヶ月で3~4キロ減った。

我が家の体重計によれば筋肉量は2キロ程減っている。けどこれはどこまで正確なのかわからない。

食事量は減って 内容もお粥やうどん ゼリー等

消化に良く 胃に負担の少ないものを食べる日が続いたし 肉系のものは極力避けてたので 体重と筋肉の減少は妥当と言えば妥当な気もする。

身体は重たいけど 走っていて胃に不快感は感じなかったのでそれも安心。

そんなランニングも5キロ程走ったところで身体の重さも感じなくなってきました。

身体が動かし方を思い出して来たような感覚。

ただ無理はしないでおこうと 7キロ程で走り終えました。

思っていたよりは走力は落ちていないのかな?と走り終えた時は感じたのですが やはり時間が経つとジワリと身体に疲労感。

短い距離だったので大したことはないのですが やっぱりそれなりに体力は落ちているのかな?と感じました。

これから少しずつ戻していかないと。

 

胃腸を壊して良かったと思えたこと

今回胃腸のトラブルと身体の不調が思った以上に長引いて 悶々とした日々が続きました。

お腹はキリキリ痛むし夜中に吐いたりと苦しかったけど 良かったと思えることが幾つかあります。

一つは

良くも悪くも もう若くないんだなぁと実感。

これはネガティブな解釈ではなくてポジティブな解釈なのです。

やはり無理をすればその分どこかに疲労なりストレスが蓄積していって身体を壊すということがわかりました。

いい意味で身の程を知れたというか 

若い頃は「かぼちゃは図太いよなぁ」と周りから言われる程身体もメンタルも自信があったのですが

心も身体もしっかりケアする時間や手段を持たないと20~30代の前半の様な勢いでは心も身体もついてこれないということを知りました。

二つ目は食べる物に気を付ける様になった。

食べるものって大切。

食事はやはり適度な量が身体に良いということ。食欲に任せて大食いしたり 間食をしたりすると内臓に負担掛かるんだなぁと今さらながら実感。

時に消化の良い食事で内蔵を休ませるというのも大切なのだと思いました。

よく言われますが 食事はよく噛みゆっくり食べる。これもとても大切だとほとほと身に染みました。

三つ目 コーヒーを辞めれた。

これがかぼちゃ的にかなり大きい。

かぼちゃはコーヒーが大好きでした。

しかし 朝食にコーヒーを一杯。

出勤時に缶コーヒーを一本。

お昼ご飯の後にコーヒーで一息。

夕食後に締めの一杯。と1日4~5杯はコーヒーを飲まずにはいられないカフェイン大好きでした。

でもコーヒーの糖分とかカフェインの量とかを考えるといい加減辞めれないかなぁと思っていたところ。

しかし そうはいっても長年の習慣。なかなか辞めれずにいました。

幸か不幸か今回の胃腸トラブルであんなに好きだったコーヒーを飲みたいという気持ちが完全に失せてしまいました。

念願のカフェイン断ち。

 

ということで約1ヶ月悩まされた胃腸トラブルからもう少しで解放されそうです。

 

【トレイルランレース】 フェアリートレイル2021開催中止 来年の開催を願ってオススメレースとして推してみる

 どうも かぼちゃです。

フェアリートレイル2021が開催中止が公式より発表されました。

fairytrail-takashima.com

同じく滋賀県の比叡山トレイルは開催延期でしたがフェアリートレイルは中止。

かぼちゃは過去の2度このレースに参加。

とても思い出深い素晴らしいレースなので非常に残念です。

来年こそは無事開催を祈って過去の参加したレースの記憶を呼び起こしながら書いていきたいと思います。

 関西屈指の名レース FAIRY TRAIL高島朽木トレイルランを推してみる


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フェアリートレイルとは?

滋賀県で開催されるトレイルランレース FAIRY TRAIL高島朽木トレイルランレース。

大会プロデューサーをプロトレイルランナー鏑木毅選手が手掛け フェアリー(妖精)という名の通り幻想的で美しいトレイルが特徴。

鏑木毅氏曰く「比叡山はトレイルレースの厳しさを フェアリートレイルはトレイルの美しさや楽しさを感じてほしい」 とのこと。

カテゴリーは三つ

スーパーロング

距離60㎞ 累積標高4000m

ロング

距離40㎞ 累積標高2500m

ショート

距離20㎞ 累積標高1200m

 

第一回は2014年に開催。

第一回開催当時は今の6月開催ではなく秋の11月開催。

かぼちゃが参加した2016年大会は秋の10月開催でしたが 翌年の2017大会が台風の影響で中止となり2018年からは台風シーズンを避けて6月開催となりました。

2018年大会からはそれまでのショートとロングに加えてスーパーロングというカテゴリーが増えてトレラン初心者から中上級者までも楽める大会になりました。

とは言えかぼちゃが参加した2016年以降

2017年 台風で開催中止

2018年 開催も天候は雨

2019年 開催も天候は雨

2020年 コロナで中止

そして今年2021年もコロナで中止。

三度の開催中止と天候に恵まれないというなんとも不遇のトレランレースというイメージ。

かぼちゃが参加した2016年は本当にトレイルがベストコンディションだったので

来年はぜひともベストな状態で開催されて欲しいと願います。

 

かぼちゃの過去の参加歴

かぼちゃが参加したのは

2016年の第3回大会のロング40㎞

2018年の第5回大会のスーパーロング60㎞

どちらも最高に楽しいレースでした。

ちなみに2018年からはコース周りがそれまでの時計周りから逆周りに変更になりました。

コース一番の眺望ポイントを終盤に持ってくる というのが理由だったような気がします。(うろ覚え)

そんなフェアリートレイル。

かぼちゃがオススメな理由をいくつか紹介。

フェアリートレイルがオススメな理由

前夜祭が楽しい

これからの様式はどうなるか分かりませんが当時はビュッフェ形式で地元高島の地料理が振舞われ(うまい) 大会プロデューサーの鏑木毅選手のトークやゲストランナーとの対談があったり そんな鏑木選手やゲストランナーの方と食事を食べながらお話出来たりしました。

過去には丹羽薫選手や土井陵選手が参加されてました。

また当日参加する他のランナーの方達と交流したり情報交換できるのもいいですね。

前夜祭参加費として3000円が必要ですが その価値は十分にあると思いました。

宿泊施設がキャンプ場の非日常感が楽しい

スタート会場であり選手の宿泊施設である朽木のグリーンパーク想い出の森。

宿泊は施設内のバンガローを使えてこれが雰囲気満点。

温泉もあるのでレース後も直ぐに疲れと汚れを洗い流せます。

個人的にレース以外でもこのグリーンパーク想い出の森に訪れてみたいです。

gp-kutsuki.com

運営がしっかりしている

まずこの大会 メディカルスタッフとして大阪医専の先生と学生が参加しています。

40㎞に参加した時中間地点で右の膝を痛めてしまってエイドでその旨伝えました。

しかしどうしても完走したかったのでそのことも伝えたところメディカルの方がテーピングをしてくれて送り出してくれました。

その後もかぼちゃがエイドに入る度にかぼちゃのことをスタッフ間で共有して追跡してくれており エイド毎で都度状態を聞いて下さいました。

無事ゴールしたあともスタッフの方が気に掛けてくれストレッチやマッサージ等してくれました。

スタッフ同士がしっかりと連携が取れている質の高いレースと感じました。

また レース参加者はスタート前に無料でテーピングの施術が行ってもらえます。

これがありがたい。

スーパーロング60㎞に参加した当時かぼちゃは腸脛とハムの調子が悪くて スタート前に相談すると状態を診てくれてそれに合わせたテーピングをかなりしっかりしてくれました。

スタート前に身体を客観的に見てもらってそれに合わせてテーピングしてもらえるというのはなかなか無いのでありがたい。おかげでしっかり走り切ることができました。

運営面といえばで2016年は必携装備品のチェックはありませんでしたが 2018年は受付時とレース中間地点で必携品であるレインウエアとライトの点灯チェックがありましたね。大会として事故防止にもそうしたチェックをしっかりしているのは大切なことだと思います。

美しくも激しいコース設定が魅力

グリーンパーク想い出の森をスタートするフェアリートレイル。

琵琶湖の湖西の山々をぐるり周るフェアリーの名の通り美しい森の中を駆けるレースです。

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落ち葉の絨毯を敷き詰めたような いわゆるフカフカトレイルだったりブナと杉の美しい森 次々と変わる山の雰囲気 途中川の中を100mほど進む区間があったり 天気の良い日は琵琶湖を一望できたるビュースポットと次々とにかく飽きない。

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↑後半で見える琵琶湖の眺望(写真は2016年 当時は前半でした)


ロング スーパーロング共にしっかり登りガッツリ下る アップダウンが激しいコースなので タフなレースが好みのトレイルランナーの方も十分満足できると思います。

関門もあるので完走にはもちろんそれなり準備は必要ですが。

 

初心者から上級者まで幅広いランナーが参加して楽しめるFAIRY TRAIL高島朽木トレイルランレース。

来年開催される時はぜひエントリーしてみて下さい。

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

ストレス?疲労?GWから胃腸の調子がおかしい けどポジティブに向き合うことにした。

どうも かぼちゃです。

 

先月末のロング走してから胃腸の調子が芳しくない。


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最初は少し食べただけでお腹に膨満感が。

便秘か?とも考えたけどお通じはいつも通りで問題なさそう。

しかし日増しにキリキリと痛みだして そのままGW突入。

近くの病院も連休で開いてないし  打つ手なしでした。

 

食事は出来るだけ消化の良さそうなものを選んで食べてたけど

とうとうある夜 あまりの腹痛に嘔吐。

胃の中空っぽになるまで吐いたけど キリキリとみぞおちの痛みが断続的に襲ってきて ほとんどその日は眠れずでした。

ちょっと仕事どころではないかも?と心配していましたが

日中は痛みも和らいでて なんとか仕事は出来たのですが。

しかしながら食べ物少し食べただけでもキリキリとみぞおち辺りが痛みだすのほ変わらず 食欲も気力も減。

 

5月入ってからはまったくランニングどころではなくて 

ある日体重計に乗ったら体重が3キロちょっと 落ちてました。

こんなに短期間で減るものかとビックリ。

思わぬダイエットになってしまった。

 

4月は子供の入学と仕事も忙しくバタバタとしてたので 疲労やらストレスやらが身体に溜まっていたのだろうか?

職場でも「ストレスじゃない?」と言われました。

 

なんとかGWも明けて 近くの病院の消化器内科を受診。

やれやれの思いでした。

 

内科の先生は優しい感じで診察台の上で腹部を触診。

押さえられると少し痛くて顔が歪む。

診断の結果は

ガスが少し溜まってるのと 胃が荒れてるのかも?とのこと。

胃薬が処方されて様子見ることとなりました。

 

胃の粘膜を保護する薬

胃酸の分泌を抑える薬

胃の動きを整える薬

 の3種類。

3段構えの様な頼もしさ。

 

あと処方された薬を飲みつつ刺激の少ない食事で栄養を摂って下さいとのこと。

炭水化物…うどんやお粥など消化に良く刺激の少ないもの

糖質…主に果物から。柑橘類は刺激が強いのでバナナ等から 

水分…糖質を含んだスポーツドリンク (ポカリスエット)をなるべく常温で

 

といった指示が出ました。

内臓の強さにはちょっと自信があったので少しショック。

トレランレースで内臓疲労で食べ物を吐いてしまって 摂れなくなるというのはよく聞くけれど 正にこういう感じなのだろうか?

 

 確かにこの辛さがレース中に襲って来たなら 心が折れるのもわかる気がする。

 

ならこの経験 これからのトレランレースで胃腸トラブルに見舞われた時に応用できないかなぁ。とも考えました。

 

数えるともう10日以上走っていない。

こんなにまったく走ってないのは 初めてかもしれない。

でも薬を飲みながらではあるけど 胃腸の調子は良くなってきているように思う。

食べるものを変えたのは結構良い結果に繋がりそうな気がするし

ある意味 良い疲労抜きの期間になったともいえなくない 普段食べているものを見直すいい機会になったと思う。

 

復帰してから走り始めは身体がどんな反応するか不安ではあるけど早く体調整えてランニングを再開したい。

【トレランレース失敗談】 前日から既に戦い 眠れない夜を失くそう レース前の睡眠不足

どうも かぼちゃです。

 緊急事態宣言も延長?

かぼちゃはまだまだ遠方のトレランレースには参加出来そうにない。

そんなかぼちゃの過去のトレランレースでの失敗談について書いておこうと思います。

 

 過去のレースの失敗 それは「睡眠不足」

大小失敗談はたくさんあるのですがその中でも一番しんどかったこと

それは寝不足です。


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みなさんレース前はしっかり睡眠はとっていますか?

過去2回 トレランレースで前日まったく眠らずにレーススタートしたことがあります。

それはそれは本当にキツかった。

「それはそうだろう」

「何をバカな」

とおっしゃるかもしれませんが まあお付き合い下さい。

失敗談は数年前のある二つのトレランレースに参加した時です。

どちらもなんとか完走は出来たのですが本当に辛くて辛くて…。

そんな過去2レースの記憶を思い起こして書いていきたいと思います。

 寝不足で挑むことになった2レースの思い出

・寝不足での失敗レースの思い出①

とある60㎞のトレランレースに同じトレランチーム仲間Aさんと2人で参加することになりました。

Aさんと車で乗り合わせて現地入り。

そのトレランレースでは大会がレース参加者を対象に用意してくれた宿が格安で泊まれるということもあってAさんとそこを予約していました。

しかしエントリーした時期が遅くなったこともあり空き部屋は知らない人も一緒に泊まる相部屋しかありませんでした。

かぼちゃとAさんが泊まることになったのは他のランナーも泊まる10人の相部屋でした。部屋は和室で共有スペースの他は一人1畳半ちょっとの寝るスペースが宛がわれた感じ。

布団もしっかり用意されてて一晩寝るだけならまあ問題ないかな?という印象でした。

当時一緒に参加したAさんとは同じランニングチームのメンバーではありましたがまだそこまでお互いのことを知らない間柄でした。

Aさんの方が年上ということもあり 気も使ったのですがレース自体がどうしても出たいレースだったのと 直前で他のメンバーがキャンセルしたこと 二人で車乗り合わせた方が交通費が折半出来て安く済むといった理由で2人で参加することになりました。

しかしここで問題が

ここまでくる道中 そのAさんはしきりに過去のトレランやマラソンレースでの相部屋でのエピソードを話してくれていました。

「以前泊まった相部屋は隣のヤツのいびきがうるさくて眠れなかった」

「その前は隣のヤツが寝返りうつ音が気になった」

「他人の寝息が気になる」などなど。

 

かぼちゃは「あぁAさんは神経質な方なんだなぁ」とか思いながら聞いていました。

Aさんも悪気はなく単に過去の「とほほなエピソード」として話してくれたのだと思います。

いざ宿泊施設に着き 夕食 次の日の準備と済ませ就寝となった時でした。

やはり昼間にそれだけAさんにいろいろ聞かされていると

「なるべく寝返りを打たないようにしないなあ」とか

「いびきをかいてうるさい思いをさせたらどうしよう」とか

なんだかいろいろ気になり始めました。

そうすると他の相部屋の人の息遣いた体動の音も気になり始めます。

気になり始めるとそれが頭を離れなくなっていくという負の連鎖が…。

「まずいなぁ。全然寝れない。」

結局早朝の起床時間まで一睡もしないままにスタート地点に立つことになってしまいました。

 

しかし以外にもスタート直後までは不眠の為のナチュラルハイなのか 眠気などまったくなくテンションも高かったです。

「案外イケんじゃない」と根拠のない自信も感じられていたのを覚えてます。

さてさて前半は快調 意気揚々。

しかしレースも中盤25㎞~30㎞越えたあたりから明らかな異変を感じ始めました。

 

意識が朦朧とする。

なんだか視界が狭い。

まっすぐ走ろうとしてもふら付く。

なんてない段差や木の枝などで足を獲られる。

なんだか気持ち悪い。

ここまで走ってきた疲労もあるだろうけど 明らかにいつものトレランレースでのコンディションと違う。

何度も何度も止まったり歩いたりして項垂れてました。

そのレースはその後エイドで長めの休憩を取ったり 途中たまたま友人と話ながら走ったりとしていると少しずつ持ちなおし 辛くも無事ゴールすることが出来ました。

このレースの失敗は過剰に他者に気を使い過ぎて結果自分をうまくコントロール出来なかったことにある様に思います。

 

・寝不足での失敗レースの思い出②。

次の失敗レースは距離48㎞のトレランレースでした。

このレースはレース前日の休みを取ることが出来ず 前泊せず仕事終わりの夜 直接レース会場に向かうことになりました。

現地で車中で眠ろうと思い毛布など用意しました。

しかしなるべく仕事を早く終わらせたかったのですが予想以上に仕事に時間をとられ深夜の出発。

現地に着いたもののスタート時間までは余裕もなく仮眠もほとんどとれず長時間の運転の疲れも残したまま スタートラインに立つことになりました。

レースの内容は概ね60㎞と同じ。

スタートはナチュラルハイ

中盤から意識朦朧。

視野狭くなる。

フラつき つまずき。

身体の不快感。

この時もなんとか完走はすることが出来ました。

まあこれはちゃんとスケジュール管理出来てないかぼちゃが悪いのですが。

このレースの失敗はそう スケジュールですね。

 

とそんな感じで睡眠不足で2レース走った感想。

「二度とこんな思いはしたくない」です。

 

せっかく楽しいはずのトレランレース。

こんなしんどい思いをせにゃならんのか。

 自業自得もありますが。

 以降 レース前に睡眠はしっかりとること を心がける様になりました。

寝不足でレースに参加しない為に心がけていること

・身体に無理なスケジュールを組まない。

レース当日は十分な睡眠をとってから出走できるようにする。

余裕を持ったスケジュールを作る。

仕事終わり 長距離運転の後スタートみたいな無茶なスケジュールを組まない。

近場のレースでは早めの就寝を心がける。

遠方のレースでは前日泊を活用する。

会場近くの宿はすぐに埋まるので狙いのレースと宿は早めに押さえる。

・他人に気を使い過ぎない。

かぼちゃはレースは自分のためにエントリーする。

レースは自分の為に楽しむ 走るものだと思います。

だから過敏に他人に気を使い過ぎず

最低限のマナーに配慮しつつも相部屋の場合 いびきや寝息 寝返りなどの物音などはお互い様。と考える様にしました。

他人に気を使うなら割り高でも他人との相部屋避ける。

自分の寝息や寝相が気になるなら一緒に泊まる仲間にあらかじめ話しておく。

どうしても相部屋になり他人の音が気になる場合は快眠グッズを活用する。

・耳栓


 

・アイマスク


 

などなどです。

 

せっかくエントリーしたトレランレース。

レース以外のことで消耗して体調を崩して台無しにはしたくないですよね。

 

工夫しながらしっかりと睡眠を取って レースを楽しみましょう。

 ここまで読んで頂いてありがとうございます。

 

ティートンブロスの5インチのショートパンツがいい感じ

どうもかぼちゃです。

最近お気に入りのトレランのショーツ

ティートンブロスのELV1000 5インチハイブリットショーツがいい感じです。

teton-bros-store.com

短い丈のランニングショーツてちょっと苦手で敬遠してました。

競技然としているデザインよりどちらかと言えばカジュアルなデザインが好み。

でもここ最近ドはまりしてるティートンブロスから出てる5インチショーツが短い丈だけど 程よくカジュアルな雰囲気を醸し出してくれていて それでいて使い勝手も良くてお気に入りになりました。


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やっぱり今さらだけど丈の短いショーツて走りやすい。

腿上げの時にほんのちょっと布が長いか否かでこんなにストレス少ないのかと。

あと撥水加工で結構 汗などの水分弾いてくれます。

 


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↑右ハイブリットショーツ 左スクランブリングショーツ

前から履いている同じくティートンのスクランブリングショーツ。

こちらも同じようなデザインですが丈は7インチと長め。

デザインは凄い好みなのだけど

ただ生地がやや硬くてラン向きじゃないなぁと思ってて。

でもこのハイブリットショーツ。

生地は柔らかくて薄くて軽いPERTEX QUANTAMAIRて素材らしいのですが この生地がとにかく気持ち良くて走りやすい。

 


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そして臀部にティートンのショーツの特徴でもあるデュラファブリックという生地の切り替え。

耐久性のある生地なので 山の中でうっかり尻餅ついても安心。

なんかもうガシガシ使えるって感じがかぼちゃ好みです。

またこれがデザインの適度な外しになっていて 競技然とした短パン ショーツて印象を和らげてくれてます。



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↑右ハイブリットショーツ 左スクランブリングショーツ

ポケットはスクランブリングショーツと同じ配置で5つ。

ジェルやジェルのゴミ。鍵とかスマホも入れれます。

 

背面中央のメッシュポケットがスクランブリングはジッパーだったのがハイブリットの方は縁がゴムになってます。

 


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トレランショーツによくあるインナー付きではないところが個人的に◎。

好みのドライインナーを合わせることが出来ます。

スクランブリングショーツはサイズMだと身長172㎝ 体重62㎏のかぼちゃにはややブカブカ気味だったけど ハイブリットショーツはサイズMで丁度良い感じ。

この辺の微妙なサイズ感は要試着かな?と思います。

 

お値段はスクランブリングショーツよりやや低め。

カラーも複数あるの自分にあったコーディネートや複数枚持っていてもいいと思えるオススメのトレランアイテムです。


 

 


 

過去のティートンブロスのアイテム記事はこちら。

kabocha-8.hatenablog.com

 

 

kabocha-8.hatenablog.com

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

【トレイルランレース】比叡山インターナショナルトレイルラン2021 延期発表 開催を願ってオススメの大会として推してみる

どうも かぼちゃです。

 

比叡山インターナショナルトレイルラン2021開催延期。

mt-hiei.com

先日Facebookの公式アカウントからもインフォメーションがありました。

延期された大会に開催日程は未定とのことですが

中止ではなく延期というところにまだ一縷の望みがあると思いたい。

今年無事開催されることを願って 過去の比叡山インターナショナルの思い出を書いておきたいと思います。

 とは言え当時撮った写真もほとんど残ってなく かぼちゃの記憶も朧気なので申し訳ないのですが。

比叡山インターナショナルトレイル2017の思い出


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2017年のコースマップが残ってた。

 

かぼちゃは2017年にこの比叡山インターナショナルの50㎞の部にエントリーしました。

50㎞以上のトレランレースはこの時が初めてで 特にこの比叡山のレースはコースが厳しいと噂でしたので しっかりと練習に取り組んだ記憶があります。

 


www.youtube.com

古谷雅俊さんのトレラン動画。前後半あるこの動画を参考にタイムスケジュールなんかを作ったりしてました。

懐かしい。

試走こそしませんでしたが 比叡山のコースを想定してトレイルを走り込んでた記憶。


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大会当日の予報は雨

前日は大会が勧める延暦寺会館に宿泊。

一緒に参加したトレラン仲間と九州から来られたランナーも相部屋で楽しかった思い出です。

しかし前日から空はどんよりしており当日も雨の予報。

夜から雨が降りはじめ 翌日の天気は荒れる予報だったので 正直「中止とかならないよな?」とソワソワしてました。

迎えた当日は予報通りの雨。

朝起きて部屋の窓を開けたら外の景色が真っ白で何も見えなかった。

「これ今日やるの?」と苦笑いしながら同室のトレラン仲間と話した記憶があります。

 

この2017年の比叡山 50㎞の部の他に初の開催となった50mile(80㎞)の部があり 

かぼちゃら50㎞の部のスタートはmileの選手のスタートを見送った後でした。

 

50㎞スタートと直後の渋滞

スタートは宿泊施設でもある比叡山延暦寺会館です。

まず最初に覚えているのはスタート直後のトレイルへの入り口でいきなりトレイル渋滞。

スタート直前にトイレに行きたくなったので スタートが集団のやや後方寄りだったのもあるかもしれません。 

とにかくのっけから長蛇の列渋滞で待ちぼうけのハメに。

「何々?なんなの?」と困惑してのスタートとなってしまいました。

後もこの渋滞に悩まされることになります。

思えばこのスタートで前方に位置取っていれば後に悩まされることもなかったのかもしれません。

 

前半はとにかくこのトレイル渋滞で何度も足止めされました。

前日の夜からの雨でトレイルがドロドロで滑りやすく ちょっと傾斜のきつい登りはとにかく滑る。

滑って登るのに時間がかかり 前のランナーが登らないと進めない。といった状況。

ちょっとした登りの入り口にかかる度にランナーが足を止めて並んでいる始末でした。

「またかよ」なんて渋滞の度に漏らしてネガティブな感情になっていました。

 

延暦寺に戻ってからの後半戦

そんな渋滞も20㎞の延暦寺会館でのエイドの頃にはランナーもばらけてて緩和されていました。

この延暦寺周辺のコースはとても印象に残ってます。

比叡山延暦寺の境内をめぐるコースは他のトレイルレースにはないとても神秘的。

天気と相まってか荘厳な雰囲気増した延暦寺のトレイルはスピリチュアルなパワーをビンビン感じました。

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延暦寺西党 常行党・法華党

 

天気が良ければ琵琶湖を一望できるビューポイントあった様なのですが 残念ながらこの時は見れなかった様に思います。

 

後半の比叡山の北側コースはそれなりに厳しいコースだったのかもしれません。

が 前半が思うように走れなかったのもあってか 足がしっかり残っており遅れを取り戻そうと頑張れました。

後半は徐々に天候も回復してきて気持ち良く走れてた記憶があります。

この時は「あぁこのレースエントリーして良かった」と

心の底から思っていました。

 

確か第4エイド 最後のエイドを過ぎたところから かなり気持ちのいい下り坂が続きます。

他のランナーもそうでしたが かぼちゃも結構飛ばして走りました。

しかしラスト2㎞くらいからゴールまでしっかり登りがあります。

これは古谷さんの動画にもありますが

ここが本当にキツかった。

でもゴールの延暦寺に近づくにつれてたくさんの人が出迎えてくれ応援してくれます。

いろんな人がハイタッチをしてくれました。

ここは走りながら 恥ずかしいですがウルっとしてしまった記憶があります。

今のご時世だとハイタッチとか無理なんだろうなぁ。

 

まとめ

と2017年の比叡山インターナショナルトレイル50㎞の部のかぼちゃはこんな感じでした。

完走して思ったのは 厳しい厳しいと言われている比叡山インターナショナルですが

50㎞に関して言えばしっかりとトレーニングして挑めば決して完走は難しいレースではないという印象です。

おそらく同じ鏑木プロデュースの50㎞レースだと三重の熊野古トレイルランニングレースの方がハードな印象です。

前半のトレイル渋滞も翌年の大会からは緩和されていたと参加したランナーに聞きました。やはり天候によってトレイルコンディションが悪かったのが原因か もしくは運営側が何かしら対策を講じてくれたのか?詳しいことはわかりませんがかぼちゃが走った時のような酷い渋滞はなくなった様。

 

なので まず今年は無事にレースが開催されることを願いつつ 来年以降もたくさんのランナーにこの比叡山インターナショナルトレイルに参加して頂きたいです。

 

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帰り際に撮ったゴールゲート

トレイルラン レースで「登り」が苦手な人が 好きになるポイント

どうも かぼちゃです。

突然ですが トレランで 登りと下り どちらが好きですか?


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トレランでは「登り坂」がめちゃくちゃ得意な人もいれば「下り坂」が得意な人もいます。

かぼちゃは断然 登り派です。

かぼちゃの周りでは圧倒的に下りが好き。

という人が多い気がします。

かぼちゃも最初は 登りか下りか?と問われると 間違いなく下り!と答えていました。

だって登りってしんどいんだもん。

呼吸は苦しくなるし 身体は重たいし 頂上はいつまでも見えないし

レースで登り坂に差し掛かるとダラダラと項垂れて歩いて登ってました。 

なのでレースではいつも順位は後ろから数えた方が早い位置。

トレラン仲間と参加してもゴールで待たせていることの方が多い。

これじゃいかんってことで トレラン雑誌やYoutubeで登りのテクニック的なものを調べたり トレランで登りが得意なランナーに教えを乞うたりして思考錯誤しました。

パワーウォークだ 骨盤の使い方だ 足の上げ方だと いろいろありましたがそういうテクニック的なもの以前に ちょっとした考え方を変えて ペースをコントロールしたら登りのネガティブなイメージが払拭できて トレランレースで順位が一気に上がりました。

今では自信を持って登りが好きで得意と言えるようになりました。

トレランレースで登りが好きになるポイント

登りのいいところ

まず伝えたいのは 登りには下りにはない いいところがたくさんあるということ。

・スピードによる恐怖心がない。

下りで思ったよりスピードに乗ってしまって怖い思いをしたことありませんか?

勢いよく下っているはいいけど 予想より傾斜が厳しくなってきてスピードがコントロール出来なくなって怖い思いをした。なんてことありませんか?

登りではそんなスピードが上がりすぎて怖い思いをすることはありません。 

・転倒やケガのリスクが少ない。

上記のスピードによる恐怖心にも繋がりますが スピードが出過ぎて転倒して大けがだったり 着地で足を捻って捻挫や骨折。

登り坂ではそういったリスクは限りなく少ないです。  

・少しの工夫で順位が一気に上がる。

登り坂では多くのランナーがペースが落ちます。

下りが得意 下りが速いランナーはたくさんいますが 登りをそれなりに登れるランナーは極端に少ない。

ていうのはかぼちゃの感覚ですがそれでも

決して速く登れなくても それなりに登れる というだけでも他のランナーと差が出やすいんです。

みんながペースを落とす中 追い抜くのが快感です。自然とレース順位も上がっていきます。

 

 

次にかぼちゃが考える トレランレースで登りが好きになるポイントを紹介します。

 

まず1つ目の大きなポイントは

決して全て走らなくても良い

登りは苦しい苦しい。

なんで苦しいかって 頑張って走って登らないといけないから。

て思っていませんか?

まず その意識を捨てましょう。

頑張って走らなくてもいいんです。

ゆっくりペースを落としてもいいし

歩いちゃっても良いんです。

レースで登りを進む上でしちゃダメなこと

まずは登りを進む上で行う行動は大きく分けて三つ分けて考えみましょう。

 

走る

歩く

止まる

です。

 

スピードで言うと

走る>歩く>止まる

ですよね。

もちろんレースのトップ選手ともなると歩き ウォークでの登りでも走って登るランナーより速いなんて選手もいますが それはもうめちゃめちゃ速いランナーなのでここではトレラン始めたばかりの初心者の方でイメージしてもらえたらいいと思います。

 

まず登りを進む上で しちゃダメなこと

これが2つ目のポイント

それは

止まってしまう です。

そりゃそうだろう~という意見もあれば

そんなん無理だろう~て意見もあると思います。

まあ聞いて下さい。

 

もう苦しい 限界だ。

てことで登りの途中 「苦しくて苦しくてもう限界」て足を止めること多々あると思います。

ゼーハーゼーハー 少し止まって呼吸を整えてまた進みだそう!

でもこの止まった状態から また進み出す。

それってすごく大変なんです。

例えば 重たい荷物をたくさん積んだ台車を動かそうとする時

動き始めは めいっぱい力を込めて押さないと動きません。

そこから台車が進み出すと あとは勢いがついて少ない力でも動き続けますが とにかく 止まった状態がから重たい物(身体)を動かすのは大きな力がいるんです。まして重力に逆らう上り坂ならなおさらです。

つまり ちょこちょこと登り坂で止まってしまう方が後々しんどいということです。

 

なので絶対止まってはいけない。

というのは乱暴な言い方すぎるのですが それでもなるべく止まらない。

止まる回数は少ない方が良い。

その為には 登り坂では もう苦しい 限界だ!と止まってしまわないペースで進んでいく。というのがもう1つのポイントになります。

 

てことで次に登りを走るペースについて考えていきます。これが3つ目のポイント

 ペースを分解する

・走る(ラン)のペース

①速く走る

どんな急登もガンガン駆け上がる。

どこまでもその勢いで駆け上がれたら それは理想ですよね。

例えば一息で登れるような短い登りならこれでも良いのかもしれません。

でも心拍数も激上がりで 息は上がるし乳酸は一気に貯まるし何よりそんなペース長くは続きませんよね。

②中間スピードで走る

急登を全力で駆け上がる。さすがにそんなペースじゃ登りを走りきれない。

なので余力を残しつつ心拍が上がりすぎない様に少しペースを落として登る。

でもやっぱり上り坂 なかなか一定ペースとはいきません

。傾斜がキツくなると心拍も上がります。①よりは長く登り通続けれますが傾斜によっては長くは持たないでしょう。

③ギリギリ歩かないペースで走る

②の中間ペースから思い切ってガクンとペースを落とします。

イメージはその場で足踏みみたいなペース。

まさにちょこちょこ走り

ギリギリ歩いてないよ。ギリギリランだよ。ってペース。

これなら傾斜にもよりますが 心拍もあがり過ぎず ゆっくりペースですがそれでも歩きよりは速いペースで長く登ることができます。

 

・歩く(ウォーク)のペース

次に歩くを分解してみましょう。

①速いペースで歩く。

体幹 姿勢を意識して歩く。

止まらずにしっかりリズムをとりながら歩く。

いつでも走りだせるぞ。という感じ

よく言う膝を手の力を押してパワーウォークなんてのもありますね。

攻めの歩き。

②ゆっくり歩く。

決してペースも心拍数上げない。

呼吸を整えることを目的とした歩き。

守りの歩き。

③ダラダラ歩く。

ゼーハーゼーハー 身体もフラフラ歩く。

今にも止まりそうな限界ギリギリ 

ダメな歩き。

 ③のダラダラ歩き これもやっちゃいけないことですね~。

漫然と歩いちゃう。これは注意して歩くも少しメリハリを意識しましょう。

 

これらのことを頭の中にいれて

そして4つ目のポイント

それぞれのペースをうまく使おう

・ちょこちょこ走りを活用する

颯爽と下り坂で勢いをつけ そのままの勢いで登りに突入。

ガンガン駆け上がる。

ちょっとした登りならこの一気登りでも登り切れるでしょうが すぐに息が切れて 坂の途中で膝をついて止まっていまいます。

なので

登りが始まったらペースを思い切って落とし ちょこちょこ走りです。

リズミカルに 足踏みのようにステップを刻むイメージでちょこちょこと走って登ります。

心拍数が上がり過ぎないように 苦しいと思ったらペースを落として行きましょう。

 

ギリギリ歩いてない

かろうじて走ってる ちょこちょこ走りというゆっくりペースでも その場で止まってしまうよりは身体は前に(上に)進んでいます。

歩くのとスピードは変わらないのでは?と思うかもしれませんが 先ほどの重たい台車の理論。

ゆっくりでも走っている方が 傾斜が緩くなったりフラットに変わった時に少ない力でスピードに乗ることが出来ます。

 

それでも傾斜がキツくなってくるとこのちょこちょこ走りでも苦しくなってくることも

あると思います。

なので次です。

 

 

・走ると歩くを組み合わせる

苦しくなったら 歩く…のですが完全に歩いてしまうのではなく 走りと歩きを組み合わせてみましょう。

1 2 3 4…。と頭で数えながら

例えば走りで30歩進んだら次に歩きで30歩進み呼吸を整えつつ また走りで30歩 歩きで30歩…。

きつければ走り20歩 歩き40歩。

逆なら走りで40歩 歩き20歩と調整しながら進んで行きましょう。

これでも止まってしまったり ダラダラ歩き続けて登っていくより速く進めます。

 

・歩いてみよう

それでもそれでも傾斜が厳しくて 呼吸も上がってしまう。というときは

思い切って完全に歩きに切り替えましょう。

 

でも歩いてしまうことをネガティブに考える必要はありません。

先に述べた攻めの歩き。

リズムと姿勢を意識して 着実に一歩一歩 足を進めます。

それでも呼吸がキツければ 呼吸を整えつつあるく守りの歩き。

フラフラ ダラダラと漫然と歩いたり 止まるのではなく呼吸が整ってきたらペースを上げちゃいましょう。

止まらない限りは身体は前に上に進んでいます。

 

てな感じで 登りの傾斜や長さなどに合わせて走るペース 走りと歩きのミックス そして歩きと使い分けて登れば 今まで項垂れて途中で止まってしまっていた傾斜も止まることなく登り続けることができます。

するとレース順位もドンドン上がります。

日々の練習でも この傾斜なら走りで推せる。この傾斜なら歩く。

といった具合に身体に覚え込ませると オーバーペースで突っ込むことが無くなります。

 

まとめ

うまぁくペースをコントロールして登りが登れるようになると レースでの余裕度が断然変わります。順位が全てではないですが 他のランナーを次々に抜いていくのは楽しい。登りが苦手な人は その苦手を少し工夫するだけでも目に見えて成果が現れるので少しでも参考になればと思います。

長々でしたがここまで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

Strava バーチャルUTMFが始まる。

どうもかぼちゃです。

 

Strava virtual UTMF2021開催

 

今年中止になったUTMF2021のStravaランニングチャレンジが始まりますね。



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Virtual UTMFとは

StravaアプリのGPSを使って行われる

チャレンジ期間 4月19日~4月25日の7日間でチャレンジ距離 累計走行距離160㎞を達成すればクリアのランニングチャレンジ。

 

速さや距離を競うものではなく 期間中であれば複数回に分けては走っても良いので各々のペースで100mile完走を目指そう。

というもの。

 

チャレンジを達成した全てのStravaのデジタルバッジが付与されるほか 要申し込みでUTMF大会エントリー時のみに使える 今後3大会分のポイントがもらえるとのこと。

 

またチャレンジ達成したUTMF本大会エントリー者には無料で完走ワッペンが エントリーしてないがチャレンジ達成したランナーには購入権がもらえる。

 

チャレンジ参加にはStravaアプリのチャレンジページでチャレンジエントリーが必要。

 

昨年2020年は10月に開催されていた

バーチャルUTMF。

期間7日間で一気にでもいいし 複数回に分けてもいいし とにかくどこかでこの期間に160㎞を走り切ればクリア。

 

期間7日なので単純計算で1日23㎞走ればチャレンジ達成になりますね。

 

速攻で160㎞走ってしまう人いるんだろうな。

本当は本レースを走る予定だったランナーはすぐに達成するんだろうな。

 

100mileレースはやっぱり憧れます。

 

でも 公式がこうして中止になったレースを代わりにはならないまでも こんな形でイベントを開いて挑戦を提案してくれるのは とても素敵だなと思います。

 

レースの達成感には程遠いかもだけど 少し日々のランに彩りを添えるだけで 気持ちは上がるし 100mileのレースはまだ無理ってランナーにもチャレンジのしがいがあると思う。

 

100mile達成は無理でも この7日間でどれだけ距離刻めるんだろう?100mileに近づけるんだろう?とか そうした自分なりにチャレンジをアレンジしてみたりもできますね。

 

【読書感想文】今村夏子 星の子

どうも かぼちゃです。 

読書感想文

今村夏子 星の子

 

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著者

今村夏子

1980年広島県生まれ。

2010年「あたらしい娘」で太宰賞を受賞。

後に「こちらあみ子」でと改題 同作と新作中編「ピクニック」を収めた「こちらあみ子」で2011年三島由紀夫賞。

2017年「あひる」で河合隼雄物語賞。

そして本作「星の子」で野間文芸新人賞し2019年「むらさきのスカートの女」で芥川賞を受賞する。

 

あらすじ

林ちひろは 中学3年生。

出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で 両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき その信仰は少しずつ家族の形を歪めていく。

野間文芸新人賞を受賞し 本屋大賞にもノミネートされた著者の代表作。

本書あらすじより抜粋

 

本書について

2020年 芦田愛菜主演で実写映画化もされた著者今村夏子の代表作。

東京都内で行われた完成報告イベントに登壇した芦田愛菜ちゃんが 自身の「信じる」という事に対して 高校生らしからぬしっかりとした言葉で熱弁していたのが印象的。 

そちらもネットのどこかで動画なりがあると思うので探してみて下さい。

 

hoshi-no-ko.jp

 

本書の内容

新興宗教を盲信する両親とその娘の物語。

幼い頃は何の疑問も抱かず 両親の信じる新興宗教の集会や行事に参加していた主人公ちひろ。

しかし徐々に年齢を重ね思春期を迎える頃 自分の家族が他の家庭とは違う ということに気付き違和感を感じ始める。

 

家庭と社会との「普通」というギャップに悩み苦しむ 少女の成長。「信じる」とは何なのか?を描いた作品。

 

重たいテーマと内容の物語ですが 語り部である主人公ちひろのキャラクターの為か それほど重苦しい印象はなく スラスラと読み進めることが出来ました。

どこかあっけらかんとした ちひろの姿は時に クスッと笑ってしまいそうになるほど。

でも本書のテーマはやっぱり複雑。

信じるとは?家族とは?普通とは?宗教とは?

単純に 何が正しいか 間違っているか で片付けられない様な難しい問題がテーマになっています。

 

その為 ラストも読む人の感じ方 捉え方によって印象は変わってくるのでは?そんな風に感じました。 

 

スラスラと読みやすい。でも読み終わった後に むむむっと深く考えさせられる様な そんな作品。

オススメの一冊です。

 

是非読んでみて下さい。

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【読書感想文】推しが好きすぎて 尊い。宇佐美りん  推し、燃ゆ

どうも かぼちゃです。

 

【読書感想文】 宇佐美 りん  推し、燃ゆ 


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本書について

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。第164回芥川賞受賞作で2021年本屋大賞にもノミネート。

デビュー作『かか』は第56回文藝賞及び第33回三島賞を受賞。

若干21歳 圧巻の第二作。

 

あらすじ

熱心にあるアイドルを追いかける主人公あかり。

”推し”であるアイドル上野真幸が女性を殴ったというニュースが流れ それを切っ掛けに”推し”上野真幸はSNSやネットニュース等メディアで批難の的となり 所謂 炎上する。

なかなか沈下しない燻ぶる炎で徐々に”推し”の人気に陰りが見え始める。

”推し”の存在 それを感じることに全てを奉げてきた主人公あかりは それでも今まで以上に 熱心に”推し”を応援していこうと決意する。

 

感想

まず著者が21歳と聞いてびっくり。

ミジンコ以下の語彙力 文章力しかないかぼちゃにとってはただただその筆力に驚くばかりです。

 

内容はSNSやブログを駆使して繋がる現代の若者の微妙な機微を丁寧に詰め込まれた そんな作品。

 

学校で家庭でバイト先で 「普通でいること」を強いられ そんな中で上手く立ち回れず 生きづらさを日々感じている主人公あかり。

 

"推し"を追い掛ける。

ただ その時だけは空っぽで 誰からも侵されることなく 自分が生きていることを実感出来る 。

 

この主人公の「生きづらさ」「苦しさ」というところがとても丁寧に表されています。

著者の感性。言葉の一つ一つがとても丁寧に紡がれていて そうして描かれる主人公の心の描写 機微で物語に徐々に引き込まれていく感じ。

自分はこの主人公ほどに何かを熱心に"推す" という経験はなかったけど それでも主人公あかりの虚無感とか喪失感といった感情をひしひしと感じることが出来 共感しているような気持ちになりました。

終始苦しくて 胸が締め付けられる様な感覚です。

 

SNSやネットで繋がった社会と若者。

生きづらさ。

「アイドル」「推し」「炎上」といった今の社会を切り取った そんな物語でした。

 

ぜひ読んでみて下さい。

 

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初登校の日と朝のトレイル

どうも かぼちゃです。

 

長男の小学校初登校の日でした。

 

自宅から小学校へは歩いていくには距離があって 近所の小学生達は最寄りのバス停から地域のコミュニティバスを利用していたり 高学年になると自転車での通学なのですが このコロナ禍の影響で学校は両親の送迎を推奨しているのと まだまだ不安もあり 妻と話し合い学校にある程度慣れてくるまでは かぼちゃが車で送り迎えをすることになりました。

 

息子の小学校は朝8時までに登校。

保育園は9時登園だったので 息子もこれまでより少し早起き。

 

小学生て早起きで大変だなぁ~

と感心。

自分が小学生の頃も そんな時間に登校してたのだろうか?

全然覚えてない。

 

7時30分には家を出て 7時45分頃には学校到着。

初日なので教室まで一緒に行くよと伝えたのですが 

 

息子「一人で行けるよ」と

珍しい。

 

もっと「行きたくない!」と泣き出すのかと思っていたけど 知らない間に 小学生としての自覚が芽生えていたのか?

 

下駄箱で担任の先生が待っていてくれたので お願いして学校を後に

 

その足でかぼちゃは久しぶりに裏山トレイルにて朝ラン。

 


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朝のトレイルはやっぱり ひんやりと気持ちがいい。

4月と言えど 上服は長袖でちょうどいいくらいの気温。

標高400mくらいの裏山を頂上まで登って下りて 往復10㎞のコースを2往復。

 

朝のトレイルは静かで 子供の事 仕事の事 あーでもない こーでもない。考え巡らすのにちょうど良い。

 

 

登校初日は午前中で下校なので 走り終わってそのまま 息子をお迎え。

 

小学1年生 1日目 子供が少し大きくなった気がしました。

 

【読書感想文】子供が新入学! 発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち

どうも かぼちゃです。

 

我が家の長男も本日 小学校に入学することになりました。

 

これから小中と9年間の義務教育の幕開けです。

 

親として非常にドキドキとワクワクの入り交じった感情。

 

さて今回 ご紹介する本。

 

トレラン本でも 趣味の読書の小説の紹介ともやや違います。

 

テーマは発達障害


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今日無事に入学を果たした我が家の長男も実は 発達障害という診断を受けており この小学校入学までにもいろんなことがありました。

 

学校では通常学級と情緒級という支援を受けるクラスを行き来しながら 出来ないこと 苦手なことを教職員の方々にサポートして頂きながら学校生活を進めていくこととなります。

 

そんな長男が数年前 発達障害だと診断され 右も左もわからず かぼちゃが戸惑っていたある日 書店で手に取ったのが本書。

 

本田秀夫著

発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち

 

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発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち (SB新書) [ 本田 秀夫 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2021/4/8時点)

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かぼちゃは 息子が自閉症スペクトラム(ASD)という発達障害の1つの診断を受けていますが この発達障害というものがなかなか理解出来ず また受け止めるのに時間が掛かりました。

 

 

いくつかの関連書籍を読んでいく中でも 本書は 特に分かりやすくまとめられていると思ったので紹介します。

 

著者 

本田秀夫

精神科医・医学博士

東京大学付属病院 国立精神・神経センター武蔵病院を経て 横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。同付属病院子どものこころ診療部部長。

 

本書の内容

プロローグ

発達障害かもしれない人たち

発達障害とは

自閉スペクトラム症(ASD)

注意欠如・多動症(ADHD)

学習障害(LD)などの複数の障害をまとめた総称。

プロローグではそんな発達障害の特性を理解を深めるヒントとなる3つのケースモデルを使い それらは発達障害と言えるのか?について解説。

そしてケースモデルから それぞれの症状の特性は重複や強弱があり 判断が難しいということについて書かれています。



第1章

「自閉症スペクトラム+注意欠如・多動」な人たち

この章では先にプロローグで触れた

自閉スペクトラム症(ASD)

注意欠如・多動症(ADHD)

学習障害(LD)

上記三つの「特性の重複」について説明。

そしてそれらの症状は それぞれ単一ではなく「重複」するという難しい点について説明してくれています。

 

 

第2章

発達障害と「ふつう」はどう違うのか?

1章では特性の重複 本章では「特性の強弱」という点について詳しく説明されています。

発達障害の特性には0か1かで測れるものではなく強弱がある。

特性強弱のバランス 本人の理解度・暮らし方 周囲の理解・受け止め方によっては障害の難しさは変わってくる。といったことが説明されています。

発達障害とふつうとの違いは何なのか?

発達障害と特定分野に対して深い知識や強いこだわりを持つ「オタク」という人々とはどう違うのか?

そういったとこともわかりやすく説明されています。

 

 

第3章

発達障害の人が「本当の自分」を知る方法

先に二つの章の内容を踏まえて 特性の重複と強弱について考えるという章。

ASDとADHDの重複と強弱を表す「図」を使って理解を深めるという内容。

ASD ADHDの最後の「D」はdisorder(障害)なのですが

障害とは言えないDを外したASやADHという領域があること。

11個の特性チェック項目を基に自分や家族 知人 友人はどの項目に近いのか?等を考えれる内容にもなっています。

 

 

第4章

「やりたいこと」を優先する!

3章までで発達障害について理解を深めた上で

「じゃどうすればいいの?」というのがこの第4章。

特性に応じた生活面の環境調整について書かれています。 

 

 

 

第5章

自分が「発達障害かもしれない」と思ったら

1~4章を踏まえ まとめの章です。

 

 

感想

 

発達障害とは何なのか?

どう受け止め どう向きあっていくのがいいのか?

モヤモヤと暗闇の様なところを彷徨っていた時 本書は読みやすくて

そうなのか!と気づかされたり この行動はこういうことなのかな?と考えるきっかけになりました。

発達障害とは決して病気ではなく 心の志向性の偏りであり 個性である。

そんな言葉に救われました。

 

発達障害の人の行動や心理 支援の方法までを解説され

自分やご家族が 人とは少し違うというところで生きづらさを感じていたり 発達障害かもしれないと悩んでいる方 に読んでもらえればと思います。

 

正直かぼちゃもまだまだ勉強中ですが

それでもこの難しい問題に向き合い 理解を深めることの出来る良い本だと思います。

 

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