かぼちゃのトレイル日和

トレイルランを中心に 走ること 読むことについて綴っていくブログ

【読むトレイルラン】極限力 山岳ランニング16人のトップアスリートが見出した「限界の突破口」

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どうもかぼちゃです。 

 

自分の立てた目標を達成したい。

仕事でもスポーツでも くじけない心を作りたい。

有名トレイルランナーの考え方や強靭なメンタルの作り方を学びたい。

 

そんな思いを持っている方にオススメのブレイクスルーのヒントとなる本を紹介。

 

読むトレイルラン 

山本晃市さんの極限力 BeyondSelf です。


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極限力 山岳ランニング16人のトップアスリートが見出した「限界の突破口」

 

著者

山本晃市

1967年 東京都足立区生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。

出版社勤務 リバーガイド業などを経て現在 山本編集事務所(DO Mt BOOK)にて編集執筆業務に従事。

嗜好編集執筆分野は自然 アウトドア 歴史哲学 超常現象など。

創刊雑誌に「Adventure magazine」(山と渓谷社)

「Trail Running Magazine」(枻出版社)などがある。

(本書より抜粋)

 

内容

限界とは いったい何なのだろうか。

実際に限界を超えた体験をしたことがある人はそもそもどれほどいるのだろうか。

多くの人はむしろ自分で限界というラインを引いているのかもしれない。

真の限界を超えたとき 人はどうなるのか。

トップアスリートの限界とその境地に迫る。

(本書まえがきより抜粋)

 

アウトドア・ランニング

トレイルランニングやスカイランニング等アウトドアフィールド舞台とするランニングスポーツを総称して本書ではアウトドア・ランニングと呼んでいる。

対自身 対人 そして対自然という要素を含んでいることがこのアウトドア・ランニングの大きな特性・特徴。 

そうしたアウトドア・ランニングの世界で活躍するトップアスリート16名。

彼らが限界を超えた先に見出す極限の力。

その秘められた極限力を纏う術の一端を16名のアスリートの実体験から解き明かしていく。

 

本書を彩る16名のアスリート

山本健一 ”睡魔”という魔物

上田瑠偉 限界の”向こう側”

横山峰弘 ”時間”という壁を越えて

松本大 青空へと続く”カギ”

大瀬和文 名もなき草に輝きを放つ”雑草魂”

吉住友里 限界を知らぬパワーの”源”

望月将悟 すべては”自分”のために

宮原徹 突破すべき”最大の壁”

渡邊千春 やることは”一つ”だけ

小野雅弘 願わくば”七難八苦”を

丹羽薫 もう一つの走る”理由”

井原知一 見たことのない”景色”へ

松永紘明 這い上がり続ける ”不撓不屈”のスピリット

渡部春雅 厳しいほどに”楽しむ”思い

奥宮俊祐 未見の力が引き出す”魂”の走り

石川弘樹 "その先"にある未知の世界

 

感想

トレイルランをしていれば 上記のアスリートの誰かの名前は聞いたことはあるであろう 山岳スポーツ界の国内トップアスリート達。

 

トレイルラン スカイランニング アドベンチャーレース 主戦上である距離やカテゴリーも様々な国内を代表する16名のアスリートのエピソードとインタビュー記事から 過去のレースでの極限 睡魔 疲労 痛み 重圧 肉体精神の限界等々 大きな壁にぶつかった時 それをブレイクスルー出来た要素を紐解いていくという内容でした。

 

国内屈指の山岳アスリートのエピソードということだけあって どの極限状況も半端ない。

例えばトップバッターの山本健一選手の「睡魔」

最初読み始めた時は「へ?睡魔?眠たいのが最大の敵?」ぐらいの気持ちだったのですが いやいや次元が違う。

肉体も精神も酷使しきって100㎞以上の道のりを走り続けたランナーが 肉体の痛みとか苦しさとか周りの重圧とか精神的なプレッシャーとかを越えて 限界なんてない。全部乗り越えれる~て境地に立った状態。

そのステージに立った上での脳 脳の疲労からくる睡魔。

眠いというより動けなくなる。

その究極の睡魔にはどうしても抗えない。

コントロールできない大きな壁。

そこにどう向き合っていくのか?

越えていくのか?みたいな 常人で想像も出来ない極限の世界の話。

 

それでもいくつかはトレイルランなどのスポーツだけでなく 仕事 生涯を通しての目標達成であったりブレイクスルーであったりに触れることの出来るエッセンスがふんだんに散りばめられています。

 

具体的なメソッドというより 抽象的なマインド メンタルな要素が多く出てくる印象。

 

感謝であったり 楽しむ心であったり超脱力の境地だったり 自分だけではなく誰かのために頑張るだったり 限界まで追い詰められた先に辿りつくのはそうした境地なのかな?

 

16エピソード すべて超人しか出てこないという ぶっ飛んだというか達観したかのような究極のアスリートたちが次々登場。

 

かぼちゃ的には 大好きなアスリートのお話が一冊で読めるので超お得。

しかも各エピソード自体は短くてサクッと読めるので 一日一エピソード。とかちょっと時間が空いた時にペラペラとめくる。みたいな読み方できたのでオススメです。

 

付録というか本章とあとがきの間に日本のアウトドアランニングの歴史年表のようなものがまとめられていて そちらも ふむふむなるほど~と眺めるのに丁度よい内容です。

 

個人的に気になったのが名立たる16名の山岳アスリートの中 日本のトレイルランニング界のレジェンド鏑木毅選手がいないのが なんでかな?と思いました。

 

 とにもかくにも 一冊で2度どころか16度美味しい

 

 極限力 Beyond Self 

ぜひ読んでみて下さい。

 

www.ei-publishing.co.jp

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