かぼちゃのトレイル日和

トレイルランを中心に 走ること 読むことについて綴っていくブログ

【読書感想文】子どもと「ぶつかる習慣」から「つながる習慣」へ 自分でできる子に育つほめ方叱り方

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どうも かぼちゃです。

【読書感想文】自分でできる子に育つ ほめ方叱り方

子育って難しいという話。

かぼちゃには6歳の息子がいます。

普段の生活にしろ 学校にしろ 子どもってなかなか親の思惑通りにはいきませんね。

予想外の成長を目の当たりにすることもあれば 当然越えてくれるであろうと思ってたハードルで躓くこともあり なんでだよって思ってしまうこともあります。

どうしても叱り方ひとつにしても強い言い方になってしまう。

小さいころ 両親に怒られた時 理不尽に声を荒げられたような気がしてひどく落ち込んで経験があります。

もし自分に子供が出来た時は こんな風に子供に叱ったりしない優しいお父さんになろう。

そう思ってました。

でも現実は昔の両親と同じ様に強い口調で時に大きな声で子供を叱責してしまいます。

でも今なら なんだかあの当時の両親に気持ちがわかる気がします。

子どもが何か間違ったことをしたり 言う事を聞かなかったりする時 思わず感情的になってしまう。

それは 「このくらいのことはわかるだろう。」「これくらいのハードルは最低 軽々越えてくれるだろう。」という親の期待があるからなんですね。

子どもに対して期待してるからこそ 期待が大きいからこそ なんでこれくらい出来ないんだ!て感情的になってしまう。子どもの成長を期待してしまう。

子どもに対して真剣になる。本気になる。それ自体決して間違えじゃない。でもきっと方法は間違えてる気がする。

もっと感情に訴えない 子どもに向き合ったやり方がある気がする。

 

最近出会った本がとても読みやすく はっとすることが多かったので紹介します。

自分でできる子に育つ ほめ方叱り方

【モッテソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博が語る 

自分でできる子に育つ ほめ方叱り方】

 

Deicover出版

・著者 島村華子

オックスフォード大学修士・博士課程修了(児童発達学)。

モッテソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者。

カナダの大学にて幼児教育の教員養成に関わる。

・間違った接し方だった 条件付きの子育て

教育や子育てを語るとき 大人は自分たちが決めた「成功」のイメージを知らず知らずに押し付けていないか?しつけでから仕方ないと愛情の駆け引きをするような条件付きの接し方をしていないか?

 

冒頭のこのような文章を読んだ時 はっとしました。

まさにかぼちゃの子どもに対する接し方そのものでした。

条件付きの接し方とは 子どもの行動の善し悪しによって 褒美や罰を使いながら愛情の注ぎ加減を調整し 行動をコントロールしようとする子育て。

ただ行動だけを見て判断し なぜその行動になったか考えず 表面上の行動だけで褒めたり親の期待に沿わなければ罰を与える。

この条件付きの子育てにはデメリットがたくさんあり 子どもの行動の表面上し見ておらず 子どもにとっては頭ごなしに怒られた記憶しか残らない。

それよりも 子どもの行動を見るのではなく その行動の理由や考え方理解しようとする接し方を実践していくべきだとしています。

・安易な褒め言葉はやめよう。

その方法に一つに「ほめ方と叱り方に気をつける」

ということがあるのですが この項目がかぼちゃ的に目からウロコな内容でした。

例えば 安易な「ほめて伸ばす」には要注意。という話。

「凄い よくできたね えらいね なんでもできるね」

子どもの自己肯定感を高めようと 安易な褒め言葉をつかっていないですか?と書かれています。

これらは「おざなりほめ」といって 表面上の安易な褒め言葉は子どもにとっては逆効果になることが多いと言います。

・大切なのはプロセスに目を向けること

この「おざなりほめ」で子どもは時として 褒められないと自信が持てないほめられ依存症になったり 努力の有無にかかわらずいつも「上手」と言われると 子どもは自己評価する必要がなくなり 頑張る必要性を感じなくなるというのです。

そうした表面的な褒め方ではなく 褒めるときは成果よりも 努力・姿勢・やり方といったプロセスを中心に褒める 「プロセス褒め」を実践していくのが大切。

・がんばって最後までやりきったこと

・あきらめなかったこと

・いろんな方法を試したこと などを褒める。

ごはんをこぼさずに食べた子どもに対して単純に「すごい えらい」といったり「お利口さん」というのではなく「こぼさないようにスプーンの持ち方を変えてみたのね」とそのプロセスをちゃんと見てあげるというものです。

こうした褒め方を工夫することによって子どもは失敗してもあきらめるのではなく柔軟にいろいろな方法を試すことで成功できるかもしれないという考えを育めるというのです。

 

こうした褒め方の様々な工夫がある。という内容だけでなく 逆に叱り方であったり 子どもの声により耳を傾ける傾聴によって子どもとつながる習慣をみにつける方法などが紹介されていて それでいて堅苦しい文章ではなく 読みやすくわかりやすい 内容です。

まだまだかぼちゃは子育て初心者ですが オススメの本です。

 


 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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