かぼちゃのトレイル日和

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【読書感想文】東野圭吾 白鳥とコウモリ

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どうも かぼちゃです。

 

東野圭吾 白鳥とコウモリ

 

かぼちゃが本読むようになったのは学生時代 東野圭吾さんの「変身」と「時生」がきっかけでした。

 


 


 

この二作品を読んで以降 東野圭吾作品にどっぷりハマリ それからいろんな作家の作品を読むようになりました。

著者 東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めをする傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー、専業作家に。1999年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞、2019年に第1回野間出版文化賞を受賞。

https://www.gentosha.co.jp/hakuchotokomori/

本書特設サイトより抜粋

 

そんな東野圭吾作品のオススメがこの

白鳥とコウモリです。

 

あらすじ

二〇一七年十一月一日。
港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。
被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。
捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、
倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。
驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、
人々を新たな迷宮へと誘う—。

https://www.gentosha.co.jp/hakuchotokomori/

本書特設サイトより抜粋

 

登場人物

五代努 警視庁捜査一課強行犯係所属の刑事

中町 警視庁所轄刑事課巡査

長井節子 白石法律事務所アシスタント

白石綾子 白石健介の妻

白石美令 白石健介と綾子の娘

倉木達郎 元自動車メーカー子会社社員

倉木和馬 倉木達郎の息子

浅羽洋子 小料理店「あすなろ」経営者

浅羽織恵 浅羽洋子の娘

 

感想

東野圭吾版「罪と罰」 その謳い文句に偽りなしでした。

ある殺人事件の容疑者の家族と被害者の家族。相容れないはずの二つの家族が感じた家族しかわからない事件の違和感。二つの家族の違和感をきっかけに物語は進みはじめます。既に時効を迎えた数十年前の事件も絡み 謎はさらに深まっていく。

真実を紐解いていくミステリーとしての面白さはもちろん 背景にある重苦しいテーマが読後もしっかりと心に残る。

罪とはなんなのか 罰とはなんなのか?難しい。うーん 考え耽り 唸りたくなるような作品です。

東野圭吾のミステリーで出てくる加賀恭一郎の様な無骨な感じの刑事が好きです。冒頭から出てくる五代刑事が正にそれ。個人的に五代が後輩刑事と居酒屋で料理と酒を交わしながら捜査の進捗を話す描写が好きです。これぞ「東野圭吾」と行った魅力が詰まった作品。

オススメです。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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