かぼちゃのトレイル日和

トレイルランを中心に 走ること 読むことについて綴っていくブログ

【読むトレイルラン】究極の持久力 疲れない身体とアタマのつくり方

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どうもかぼちゃです。

読むトレイルラン 

という事で今回紹介するのは

著者 トレイルランナー鏑木毅さんの 

日常をポジティブに変える究極の持久力です。 


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トレイルランをまだまだ楽しみたいアラフォーアラフィフに向けて書かれた本書。

加齢と向き合い戦い続けるレジェンド鏑木毅のエッセンスがたっぷり詰まった内容です。

 以下ざっくりと一部内容を紹介。

 

概要

37歳 加齢による衰えを自覚し始めトレイルランナーとして現役の引退を考えていた著者が目の当たりにした59歳にしてトレイルランの世界最高峰UTMBで優勝したマルコ・オルモの姿だった。

なぜアラフォー アラフィフになっても疲れない身体とアタマを保ち続けられるのか?

50歳を超えアスリートとして日本のトレイルランニング会を牽引するレジェンド鏑木毅。

彼が今日まで体験的に身に着けてきた持久力アップのメソッドを紹介。

 

究極の持久力とは

身体的持久力向上+持久脳を育むということ

身体的な持久力とは

年齢を重ねれば肉体は衰えていく。

日々トレーニングを重ねていてもアスリートとしてのパフォーマンスは徐々に減退していく。

トレイルランナーのパフォーマンスとは脚力+持久力のトータルバランス。

脚力は加齢と共に低下する。

トレーニングで筋肉量は増やせても意図したパフォーマンスは発揮できない。それは加齢によってシナプスによる神経細胞や筋繊維のネットワークが利きづらくなることが原因。

しかし持久力は何歳でも伸ばす事ができるアビリティ。

持久力とは 単純に心肺機能のことではなく体脂肪を効率よくエネルギーに変えれる燃焼効率を意味する。

 

年をとっても疲れない身体を作るのに必要なのは

◎パフォーマンスの低下を遅らせるトレーニング

◎高いトレーニング効果を維持する抗酸化

◎食事改善で体質改善

で身体的 持久力を向上させること。

 

パフォーマンスの低下を遅らせるトレーニングとは

加齢によるパフォーマンスの低下はシナプスによる神経細胞や筋繊維のネットワークの衰え。

シナプスの動きを活性化させるトレーニングを目指す。

坂道ダッシュ 腿上げ 片足ジャンプ 高地トレーニングetc。

短時間で高い負荷をあたえるメニューを意識的に実践し神経系に刺激を与える。.

また刺激に緩急をつけたり様々なメニューを実践することで「慣れる」性質を持つ人間の身体に対して裏をかくような刺激を与えることが重要。

 

高いトレーニング効果を維持する抗酸化 

老いとは身体の酸化が原因。

呼吸で取り込んだ酸素をエネルギーに変えることで身体に溜まる酸化力の強い成分 活性酸素。その活性酸素の蓄積が身体の各機能を衰えさせる要因。

この活性酸素を取り除く抗酸化作用のある成分を摂る必要がある。

抗酸化の代表的な成分アスタキサンチン。

食品やサプリメント等でアスタキサンチンを積極的に摂取する抗酸化の取り組みで身体の衰えを遅らせる。(エビやカニの甲殻類 サケやタイ等の魚類)

アスタキサンチンにはその他にも

体内のエネルギーを作るミトコンドリアへの作用や筋肉痛などを和らげる抗炎症作用等の体質改善の作用も期待できる。

  

食事改善で体質改善

脂肪エネルギーを効率的に使う身体作りには食事改善が不可欠。

キーワードは低糖。

炭水化物を徐々に減らす。

完食は大敵。

お酒は醸造酒は避ける。

有機野菜や緑黄色野菜を摂る。

 

持久脳を育む

持久脳とは

何かをやり続け 成し遂げられる心のスタミナ。心の持久力。

心と身体の合致が高いパフォーマンスを生む。

心も筋トレのように鍛えることができる。

あえてストレスと向き合う習慣を作る。

心のスイッチをオフにする習慣を作る。

脳の疲労は自覚しにくい。脳を積極的に休める習慣を作る。

疲労の根源を分析しその対象と真逆の行動をとる。

少ない時間でも昼寝など仮眠をとる。

脳のコンディショニングが必要。

脳にも適宜栄養補給という視点を持つ。

低糖の食事を心がけつつも糖も補給する。

抗酸化作用のアスタキサンチンは脳にも効果がある。

 

感想

アラフォーと呼ばれる年齢になり それなりに加齢やアンチエイジングなんて言葉に敏感に反応する様になってきました。

職場では若手なんて言葉でちやほやされていたのはいつのころか…。いつのまにか年下の職員 年齢が一回り以上違う同僚の姿も珍しくない。

そんなこんな手に取った本書

前半は加齢に伴うパフォーマンスの低下に抗うトレーニングや食事の改善であったり抗酸化の効果であったり 著者の実践している様々な試みについて具体的に紹介されています。

後半については 主にメンタル面にフォーカスした内容。

著者の過去の挫折経験を振り返り如何に脳=心を鍛えて強いメンタルを作り上げるのかについて語っています。

時にストレスと向き合い我慢強く 時には「なんとかなるさ」と視点を変えてみたり著者のこれまでのアスリート人生の中でのストレスと向き合うための試行錯誤が垣間見えます。

 

そして終盤は心と身体のリカバリーをテーマに自分のコンディショニングを把握しつつケガを予防し如何に効率良くトレーニングを行うのかと心身の疲労回復に努める大切さについて語っています。

 

自身の身体も心も大切に 

いつまでもトレイルランというスポーツを楽しみたい。

50歳で今なお走り続けるレジェンドの言葉に日々をポジティブに変える勇気をもらいました。

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