今さら聞けない?トレイルランニング 山でのマナーについて
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どうも かぼちゃです。
トレイルランのマナーて何?
山でのマナー? やっちゃいけないことってあるの?
登山者と出会った時 すれ違う時どんなことに気を付ければいいの?
トレイルランを始めたけど わからないことばかり
今回はそんな トレイルラン 山を走る上でのマナー ルールについて書いて行きたいと思います。
トレイルランナーのマナーについて
山はその登山道は皆で共有するフィールドです。
そこには皆が安全で快適に楽しめるルールとマナーが存在します。
ある登山者からの話
以前 登山を趣味とする友人と話した時でした。
その時に かぼちゃはトレイルランニングをしていることを話たのですが
すると友人の表情が少し曇りました。
友人は各地の山を登る時 登山道で何度かトレイルランナーに遭遇することが会ったそうです。
彼はトレイルランナーの無配慮で身勝手な行動に何度も憤りを覚えたり ヒヤリとさせられることがあったと話してくれました。
先日の登山では自分の脇を後ろから走ってきたトレイルランナーが猛スピードで走り抜けた。
友人は当のランナーが声掛けもなく熊鈴もつけていなかった為 背後からの接近にまったく気づかなかった。あわや衝突の危険もあった。
ついに走り抜けるランナーを呼び止め 危険な行為を厳しく咎めた。
といった内容でした。
彼曰く「すべてランナーがそうだとは言わないが 自分が出会ったランナーは山でのマナーを守ったり 登山者に対する配慮が欠けている人が多い様に思う。
呼び止めて注意するのはこちらも気分が良くないしお互いにせっかくの休日台無しになるよね。」
一時、トレイルランナーの山でのマナーの悪さについてはニュースになったこともあり日本のプロトレイルランナーや関係者の方々が雑誌や書籍 講習会などで山でのマナーやルールを守る事の重要さについて声を上げながら説いて苦心されている時期があったのを知っています。
それも数年前の話です。
自分はロードランニングからトレイルランを始めた当初は 山でのマナーに疎いこともありました。
もしかしたら知らず知らずに誰かに迷惑をかけていたのかもしれません。
マナーやルールをちゃんと知ることで回避できる危険やトラブルもあります。
JTRAトレイルランニング安全マナーガイド
JTRA(日本トレイルランナーズ協会)では「トレイルランニング安全マナーガイド」で10項目のマナーを作成し呼びかけています。
トレイルランをこれから始める または始めたという方は一度目を通しておいた方が良いと思います。
詳しくは上記のリンクからPDFファイルでダウンロードできますが ざっくりと以下に羅列し説明します。
①自然に敬意を払って行動しましょう
山は素晴らしいところでもあり怖い場所でもあります。思わぬ油断が事故に繋がったりします。
決して驕らずしっかりとした準備をして向き合いましょう。
山岳保険などを加入も一つの選択だと思います。
②安全第一。計画をしっかり立て、十分な準備を整えてから山に入りましょう。
体力と経験に合った無理のない計画を立てましょう。
山は街中とは違い困った時にすぐ誰かが駆けつけてくれるとは限りません。
無理をして山の中で動けなくなってしまった時に捜索活動や救助活動でたくさんの人に迷惑をかけてしまうことに繋がります。
事前の計画はしっかり立てましょう。
③トレイルは譲り合いましょう
登山では登りが優先です。
登りよりも下りの方が身体は不安定な為 もし仮にバランスを崩して滑り落ちた時に登ってくる人を巻き込んだりする危険があります。
下る側の方が登ってくる側より落石を起こしやすいという理由もあります。
登山中の落石事故は小さな石でも大きな事故につながります。
あなたがトレイルを駆け下りている時に下から登ってくる登山者が見えたらすぐに立ち止まり道を譲りましょう。
もし万が一石を落としてしまったら、大声で「ラーク」「落石でーす」等と注意を呼びかけましょう。
➃すれ違い・追い越し時は必ず歩いて
後ろから走ってくるランナーの気配というのは歩いてる登山者には実はわかりにくいものです。
自分もハイキングなど山を歩いている時に後ろから走ってくるランナーの物音に全く気付きませんでした。
突然後ろから猛スピードで登山者を追い抜いたりするのは思いがけず驚かせてしまったり 驚いて転倒や最悪の場合はぶつかったりと危険です。
必ず足を止め 少し離れたところからこんにちは~など声を掛けましょう。
熊鈴などを鳴らしながら走るのも良いと思います。
➄集団で走るときは、周囲に気を配りましょう
大人数のグループランは登山者に不安を与えたり 迷惑をかけてしまう恐れがあります。大人数で集まるときはスタート時間をずらしたり 少人数のグループに分けたりと工夫をしましょう。
⑥トレイルから外れないようにしましょう
決められた登山道から離れることで道に迷ってしまったり遭難の危険があります。
また踏み固められたトレイルや登山道を外れて走ることはいたずらにトレイルを広げてしまうことになり トレイル脇の植物を踏みつぶしてしまったり山の自然に負担をかけてしまうことになります。
⓻ゴミは全て持ち帰りましょう
これは言わずもがな 当たり前のことなのですが捨てる気はなくても 知らず知らずジェルの空等をうっかり落としてそのままにしてしまったりとすることが考えられます。ゴミ入れなどを持参したり ザックのゴミ入れポケットに確実に入れて山を汚染しないようにしましょう。
また食べ物のゴミ等は普段その山にはいない獣などを呼び寄せてしまったり その山に入る他の登山者やランナーに迷惑をかけてしまう事に繋がります。
⑧トイレは極力所定の場所ですませましょう。使った紙は持ち帰りましょう
人間の汚物も自然を汚染することに繋がると言われています。
事前にトイレを済ませたり 計画でトイレの位置を確認したりと準備しましょう。
それでも生理現象…やむを得ない時もあります。
その場合 水源は避けて用を足しましょう。
山のトイレは維持にコストが掛かります。使用料などは必ず払いましょう。
またその他の注意書きがある場合は従いましょう。
携帯トイレ等持参するのも一つですが 使用した紙など自然に還らないものは持ち帰りましょう。
⑨動植物を大切にしましょう
珍しい植物だからといって持ち帰ったり 花や景色の写真を撮るためにトレイルを外れ植物を踏み荒らさない様に注意しましょう。
⑩あいさつをしよう
これも山では当たり前のマナーですね。
登山者もトレイルランナーも同じ山という自然を共有する仲間です。
挨拶をし 挨拶を返しましょう。
無言や挨拶を返さないランナーは不気味で怖い印象を与えてしまいます。
走ることに集中しすぎたり 追い込み過ぎて挨拶もままならないということが無いようにしましょう。
また挨拶を交わすことで 万が一事故に巻き込まれたり遭難した時など「あ、〇〇時頃に〇〇辺りで挨拶した人かも」といった情報が救助や捜索の手がかりになる場合もあります。
ルールとマナーを守ること それが山を楽しむ皆の安全を守ることや自然を守ることに繋がります。
皆が気持ち良く山を楽しめる楽しめる様に ルールとマナーを守りましょう。